2022.11.10
with a camera in Kagamiishi Town 3-1
『ゴジてれChu!』木曜恒例「ぶらカメ」のコーナー、今回は鏡石町(かがみいしまち)です。私が「ぶらカメ」でお邪魔するのは、2019年10月、2020年12月についで約2年ぶり3回目です。
1巡目のエピソード(田んぼアート・オランダ祭り・神輿を担ぐアメリカ人ほか)は、こちらをクリック。
2巡目のエピソード(駅前は出会いの場 地元高校の合唱・生産品に大きなきくらげ・大盛り丼ほか)は、こちらをクリック。
鏡石町は人口約12200(今年11月現在)、面積31.3平方キロの中通り中部にある町で、須賀川市の南隣にあります。東京と青森を結ぶ国道4号が走り、JR東北本線の鏡石駅があります。文部省唱歌『牧場の朝』のモデルとなったとも言われる岩瀬牧場のある町です。
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2巡目のエピソード(駅前は出会いの場 地元高校の合唱・生産品に大きなきくらげ・大盛り丼ほか)は、こちらをクリック。
鏡石町は人口約12200(今年11月現在)、面積31.3平方キロの中通り中部にある町で、須賀川市の南隣にあります。東京と青森を結ぶ国道4号が走り、JR東北本線の鏡石駅があります。文部省唱歌『牧場の朝』のモデルとなったとも言われる岩瀬牧場のある町です。
鏡石町の街中。パンジーの花は植えたばかりだろうか? |
道路沿いを綺麗に彩っている。 |
朝7時半過ぎに鏡石町の街中に入っていくと、道路脇に明らかに植えたばかりのパンジーが朝日を受けて輝いています。その先には何やら作業をしている方々の姿が。
「環境美化の一環で、花を植える作業を地区でやっているんです。」
年に2回行っていて、きょうはパンジーを植える作業を朝早くからやったのだそう。
「環境美化の一環で、花を植える作業を地区でやっているんです。」
年に2回行っていて、きょうはパンジーを植える作業を朝早くからやったのだそう。
朝日に輝くパンジー。その側に… |
作業をする方々が…。 |
皆さん手袋・長靴姿で1時間ほどの花植え作業を終え、解散前でした。花を撮影しようと屈むと、マスク越しにも土を掘り返した時の匂いがします。この後どうするのかと伺うと、
「皆で温泉に行って、美味しいお昼を食べて来ようと思います。」
お酒は…?
「勿論。決まってるでしょ~。」
「皆で温泉に行って、美味しいお昼を食べて来ようと思います。」
お酒は…?
「勿論。決まってるでしょ~。」
農家の方もいて、朝の花植え作業も疲れ知らずだ。 |
街を彩った後は、楽しい時間が…。 |
一仕事の後の温泉…の後の一杯、これは最高の御褒美となりそうです。ちょっとした歩道沿いの一角も、皆さんの御蔭で綺麗に彩られました。楽しいひと時を過ごしてきてください。
暫くはこのパンジーが来町者を迎える。 |
朝早くからお疲れ様です! |
JR鏡石駅前に来ると、何やら話をしている男性2人が。
「いや、あそこに“復興の鐘”があるんですが、大人が勢いよく引っ張ると紐が絡まっちゃって、鐘が鳴らなくなっちゃうんですよ。それを役場の人に伝えてもらおうと思って、こちらの方に話していたんですよ。」
「いや、あそこに“復興の鐘”があるんですが、大人が勢いよく引っ張ると紐が絡まっちゃって、鐘が鳴らなくなっちゃうんですよ。それを役場の人に伝えてもらおうと思って、こちらの方に話していたんですよ。」
右の方が、左の男性に役場の人に伝えてもらいたい事を訴えていた。 |
こちらが”復興の鐘”。 |
鐘を揺らす紐は本来もっと長く垂れているのですが、思い切り揺らして軸に紐を絡ませてしまう人がいて、紐は短くなるわ、絡まって鐘も鳴らなくなるわの状態のままになってしまっています。
「絡まないように紐に板を付けないと…。」
先程伝えていた相手の方は?
「あ、駅前の『かんかんてらす』の方です。あそこにはよく町役場の人が来るので、伝えておいてほしいなと思って…。」
そういえば、去年の「ぶらカメ」でお世話になった「鏡石まちの駅かんかんてらす」の駅長さんでした。
かんかんてらすのエピソードは、こちらをクリック。
「絡まないように紐に板を付けないと…。」
先程伝えていた相手の方は?
「あ、駅前の『かんかんてらす』の方です。あそこにはよく町役場の人が来るので、伝えておいてほしいなと思って…。」
そういえば、去年の「ぶらカメ」でお世話になった「鏡石まちの駅かんかんてらす」の駅長さんでした。
かんかんてらすのエピソードは、こちらをクリック。
成人男性の私でも紐に手がぎりぎり届く位。引っ張ってもびくともしない。 |
からまない工夫が必要と、訴える。 |
「お子さんや駅前に来る人も鐘を鳴らしたがるものですからね…。」
鐘の前には「東日本大震災復興のシンボル」との札が立っていて、男性も鐘の前で手を合わせます。
それにしても町の正義漢的なこちらの方。普段は何をしているのか伺うと、
「タクシーの運転手をしています。」
ああ、それで駅前の事情にも詳しいんですね。
鐘の前には「東日本大震災復興のシンボル」との札が立っていて、男性も鐘の前で手を合わせます。
それにしても町の正義漢的なこちらの方。普段は何をしているのか伺うと、
「タクシーの運転手をしています。」
ああ、それで駅前の事情にも詳しいんですね。
鐘が鳴らせない分、拝む男性。 |
実はタクシー運転手。鐘を鳴らしたがるお客さんもいるそう。 |
それはそうと、気になるのは男性の髪の毛。実は後ろで束ねているのです。
「これをしておくと、お客さんに覚えてもらえるんですよ。時々『ちょんまげの人』ってご指名を頂く事もありますよ。」
「これをしておくと、お客さんに覚えてもらえるんですよ。時々『ちょんまげの人』ってご指名を頂く事もありますよ。」
鐘が鳴らせないのが残念そう。 |
気になるのは、運転手の方の御髪。 |
それを聞いたディレクターが
「どれ位の長さがあるか、見せて頂けませんか?」
とお願いすると…
「どれ位の長さがあるか、見せて頂けませんか?」
とお願いすると…
御髪の長さを見せてほしいとお願いすると… |
いよいよ御髪の長さの全貌が!! |
あら~結構な長さ。
「3年位伸ばしたかな? そろそろ切ろうかと思っています。」
髪を梳いている時は女性の気持ちが分かると話すこちらの男性、実は髪を伸ばしていたのには、もう一つ理由があったのです。
「病気と闘う人に、この髪の毛を贈ろうかと思って…。」
医療用ウイッグに使う髪の毛を寄付する、所謂ヘアドネーションです。
「3年位伸ばしたかな? そろそろ切ろうかと思っています。」
髪を梳いている時は女性の気持ちが分かると話すこちらの男性、実は髪を伸ばしていたのには、もう一つ理由があったのです。
「病気と闘う人に、この髪の毛を贈ろうかと思って…。」
医療用ウイッグに使う髪の毛を寄付する、所謂ヘアドネーションです。
御髪は肩甲骨よりも下まで伸びていた。 |
結っていた分ちょっとカールしているのも素敵。 |
「妻が入院した時に、ニット帽を被った患者さんが結構いて、理由を聞いたら抗がん剤を飲んでいると…。でも人毛のウイッグは費用がかかって手が出ないんだという話を聞きまして…。」
髪を提供すると言う事は、お手入れもしているのでしょうか?
「ちゃんとリンスしていますよ。」
単にお客さんに覚えてもらう為に髪を伸ばしていたのとは違ったのです。
髪を提供すると言う事は、お手入れもしているのでしょうか?
「ちゃんとリンスしていますよ。」
単にお客さんに覚えてもらう為に髪を伸ばしていたのとは違ったのです。
髪を伸ばした本当の理由を話す男性。 |
この髪の毛を誰かの為に使いたいという想いからだった。 |
「私が将来死んでも、髪の毛は人の役に立ってほしいなと思って…。」
御年64歳の運転手さん、まだまだご活躍とは思いますが、素敵なお話を有難う御座いました。もう結んで頂いて大丈夫です、と言おうとしたところ
「済みません、無線が入ったようなのでここで失礼します。」
と走り出しました。
御年64歳の運転手さん、まだまだご活躍とは思いますが、素敵なお話を有難う御座いました。もう結んで頂いて大丈夫です、と言おうとしたところ
「済みません、無線が入ったようなのでここで失礼します。」
と走り出しました。
宜しければ、また御髪を伸ばしていただければ… |
大変、お客さんだ! |
インタビュー中は駅前に止めてあるタクシーにお客さんが来ないかどうかは確認しながら取材をしていたのですが、迎車要請があったようです。
「プッ!!」
クラクション一声、お客様のもとへと向かいました。
「プッ!!」
クラクション一声、お客様のもとへと向かいました。
髪を結おうとするも、難しそう。 |
そのままの髪形で、お客さんをお迎えに…(済みません)。 |
格好良すぎるぜ!
JR鏡石駅からタクシーを使うなら、“ちょんまげ”運転手さんのいる鏡石タクシーだと、グルメも含む町の情報も色々教えて頂けますよ。(つづく)
JR鏡石駅からタクシーを使うなら、“ちょんまげ”運転手さんのいる鏡石タクシーだと、グルメも含む町の情報も色々教えて頂けますよ。(つづく)
颯爽と走り去っていった(お客さん、びっくりするだろうな…)。 |
”復興の鐘”の前で…。 |
駅そばに、卵の専門店? |
なぜか子どもがダッシュ?? |
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